バランスシート 〜具体例編〜

バランスシートの各項目の意味

お時間ない方は下記の動画ご覧ください。↓

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今回は実際のバランスシートを見ながら各項目の意味を見ていきましょう!

 

資産↓

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負債↓

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 バランスシート の中の着色は

現金

流動資産

固定資産

流動負債

固定負債

純資産

の合計の数字です。

 

★の項目の用語の解説をできるだけ要点まとめてお伝えします!

①手形

利用例)

あなたの商品200万円分買いたいのですが、今は現金あんまり動かせなくて・・・。3ヶ月後の手形で購入させてくれませんか?

 

・企業が発行する小切手のようなもの!

一定期間後に現金に変わる。(一定期間後は当座口座から引き落としがかかる。)

この当座口座を取得するのは、中々大変なので 手形取引ができる!ということは「立派な会社である」という象徴にもなる。

ちなみに半年以内に2回残高不足を起こすと「不渡り」

銀行取引が2年停止です。

 

②貸倒引当金

利用例)わ〜。取引先の〇〇商店さん・・・。

なんだか倒産しそうだね・・・。あそことは結構取引あるし、まだ振り込まれていないお金もあるんだよな・・・。

今年は結構貸倒引当金計上しておかないといけないな〜。

 

・業績の怪しい取引先が万が一倒産した場合、もらいそびれるであろう

金額を計上しておくこと。(なので△)

 

③のれん

利用例)

今期は会社を沢山買収したからのれんが大きくなるな〜。

 

・買収企業の差額

会社を買収する際は、自社のバランスシート+買収した企業のバランスシート=合併後のバランスシートとなります。

しかし、1億円のバランスシートの企業を5億円で買収する。ということは

多々あります。 その場合 のれんが4億円となります。

逆に5億のバランスシート の企業を1億で買収した場合は 負けのれん と

なり△4億円 で表示されます。

 

④投資有価証券

株・為替の事です。

「証券」の同じ項目がいくつも出てくるのは、シートの上の項目であればあるほど 短期売買狙い。 下であればあるほど、売買はせず配当狙い・もしくは企業関係良好化の為の持ち株(=売却の予定のない株です)

 

 

⑤電子記録債務

=手形の電子版(最近はこっちが主流)

 

⑥コマーシャルパーパー 

利用例)社債出すほどではないが、一時的にお金いるからコマーシャルペーパー発行するか!

 

社債の短期・小額バージョン  基本無担保なので発行は大企業に限られる

(どこでも発行して良いわけではない)

 

社債

社債

 

⑧資本金

会社設立時に決めた会社の現金

この金額を変更する場合は株主の同意が必要

返済の義務はない。

大きければ大きいほど大きな事業が出来やすい。

※資本金1円の会社が、10億円の事業をやりたい!と思った場合

約10億円をどこかの金融機関から借り来なければならないので

大変・・・。

逆に資本金大きくしすぎると、毎年最低でもその規模のビジネスはしないといけないので、これまた大変・・・。

 

資本余剰金

会社設立時に資本金を募ったが、思った以上に集まってしまった金額

(こちらも利用は不可侵)

 

利益余剰金

会社設立時より脈々と貯めた利益の蓄積

 

 

 

以上!